「紘様、由宇様、彩様でよろしいでしょうか?」



いかにも執事っぽいおじいさんがあたし達の前に来て尋ねてきた




「そうですけど…」




彩が戸惑いながらも返事をする




おじいさんは彩の言葉を聞き、微笑んだ




「雅也お坊っちゃまお待たせしました」




「はっ⁉︎」



「お坊っちゃま⁉︎」



「ぶっ」



あたしは驚いて間抜けな声を



彩も驚いたみたいだけど、おじいさんの言葉を繰り返した後にケラケラ笑い



紘は、堪えきれず、吹き出し大爆笑




でも、雅也にお坊っちゃまは似合わなすぎる



なんか、面白くてクスクスと笑ってしまう