「ちょっと待て」



ふー……。


俺は一つため息をついてからもう一度口を開いた。



「聞いてねぇええぇえぇーーーーっ!!!」



え、何!?
俺兄貴が勤めてる学校=しょーたの通ってる学校なんて知らねーぞ!!!?





「あれ、言わなかったっけ?」


兄貴は悪い悪いと
まるで悪いと思っていないニヤニヤした顔で言った。