「「「「「…………」」」」」



訪れた静寂。

俺を含め誰も口を開けないでいた。



…………いや、



「いやいやいやいや!それ語弊ありまくりだから!!」


何とか手のひらを横にブンブン振って叫んだ。

だって、だってだよ!?
この人確か彼女のフリしてって言ってたよね!?
それなのに今のじゃまるで、


「ただの告白だな」

「うわぁあああぁぁあ!!!」

突如耳元で聞こえたテノールボイスに驚き、思わず悲鳴をあげる。


「ななな、なんでここにいるんですか!?」

さっきまでいなかった人物がいつの間にか横の席に座っていた。