『いっただっきま―――すっ』


それから今日の日替わりランチであるからあげ定食を注文し、
俺は元気よく食べ始めた。

ご飯の時に嫌なこと考えて、不味くなるのイヤだしね?


『はぁ~、からあげうんめ♪もぐもぐもぐ、、ん?』

食堂のおばちゃんマジ最高だ!と舌鼓を打っていた俺の右肩が遠慮がちに叩かれたため、
俺は口いっぱいにからあげを詰め込んだ状態でそちらを見上げた。


『やぁやぁ、お迎えにあがりましたよ?マイハニー(ニコッ)』

『…………もぐもぐもぐもぐ、、あ、しょーたのソースかつ丼もおいしそうだな?一口くれよ』

俺は視線をしょーたの手元に落とすとからあげを飲み込んで言った。

めちゃおいしそうだ、じゅるり。


『あ?ならからあげよこせ』

『え~?なんでd『お迎えにあがりましたよ?マ・イ・ハ・ニ・イー』


――……くそ。しつこいな。

俺はもう一度呼びかけてきた相手を振り返った。

それはもう、不機嫌がよ~く伝わるように、思いっきり眉間にしわを刻んで。