「それって、具体的に何すればいいの?」



俺の目の前で手をヒラヒラさせた塁先輩は、小さい声で耳打ちしてきた。



「あの……たくさん買ってほしいなって思って、、。

ほら、俺バイトしてませんし、
お小遣いとか兄貴に頼んでかき集めてもせいぜい3つ買えるかどうかなんで…ぅう」



自分の現状を口に出したら
余計に悲しくなって泣けてきた。