「その、、先輩にも協力してもらえないかなぁ~って……」



悠くんは耳元で囁いた後、少し顔を離すと
僕の制服の裾をキュッと掴んで首を傾げた。




「「「!!!?!??!?//////」」」



きっと、いや絶対に知っていてやっているんじゃないか?ってくらい可愛い。


ほんと、僕みたいな紳士じゃなければ
この場でパクン♪だっただろう←




「おいっ!
おまえ今塁に何言った!?!?」



咲が我慢できなかったのか立ち上がって叫んだ。


ほほーう。
珍しいこともあるもんだ。

普段ならここは雅か隆弥あたりが怒るところなのに、、、。




「っ!!

さ、咲様は怒りそうで怖いので教えませんっ(プイ)」


「なっ!!?」



悠くんは一旦咲に視線を移した後、
頬に目一杯空気を含んで顔を逸らした。


咲はそんな悠くんの反応が気に入らないのか、怒りに顔を真っ赤にしている。



ふん。
これが日頃からの行いの違いさ。


僕はちょっとした優越感に浸った(笑)