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「て、ことなんで、
俺はどうしても当たりが出てほしいんですよ!!」


「へ、へぇ~……」





場面は進んで、、
ここは生徒会室です。


僕は匡貴が添削しておいてくれた資料を、
今し方BLCDについて鼻息荒く語ってくれた可愛い後輩くんと修正しているところ。


熱く語ってくれるのはいいけど
できればその鼻血を拭いてほしい←





「それでですね!
塁先輩にお願いがありまして、、、」


「ん?お願い?」



さっきまでと違い少しトーンダウンした悠くんは、
僕をひょいひょいと手招きした。


なんだ、周りに聞かれたくないのか?



ちなみに言うと、
今ここには生徒会メンバー全員集合してるんだよね。


だからここまでのやり取りはみんなに筒抜けだし、
僕だけで悠くんを独り占めしてるから視線がグサグサと刺さって痛い。