「……ん、ゅ……」 「!??」 ベッドわきに膝立ちになり、 ただただ寝顔に見入っていた俺は、 いきなりごそっと動いた匡貴さんに驚いて少しだけ身体を起こした。 なんだろう。 さっきまでは穏やかだったのに、 今度は眉間にしわが寄り、苦しそうな表情になった。 それを見たら、なんだかこっちまで悲しくなってきて。 気がつくと、そっと頬に触れていた。