――――― ――― ―… 「あれ……開いてる」 朝起きた俺は、 いつもは閉ざされているその扉が少しだけ開いてることに気がついた。 「…………」 どうしようかと、しばらくの間そこを見つめる。 「……」 考えても仕方がないから、 とりあえずそーっと中を覗いてみることにした。 いや、前に見たあの綺麗な寝顔をもう一度見たいと、 気づくと身体が自然に動いていた。