「……びーえる?」



これがマンガやアニメなら、
今の俺の頭上には
たくさんのクエスチョンマークが浮かんでいることだろう。




「……つまり、さ……」


兄貴はそこで一度言葉を切ると、
諦めたように先を続けた。



「男同士の恋愛だよ……」