「これ手に入れるの苦労したんだぜ?
KENYA様のお友達になれるなんて夢にも思ってなかったし、実家に帰ってくるのは転校してから初めてだから、こんな感じなんだけど、、、ひいた?(苦笑)」
俺は顔を真っ赤に染めた賢哉に向かって尋ねた。
腐の世界の中でKENYA様はずっと遠くに存在する、いわば憧れの人。
だから俺の部屋は至る所にKENYA様関連グッズがこんにちはしているのだ。
だから普通の人間ならひくどころではないだろうこの部屋は、
しょーたと兄貴以外入れないようにしていたんだ。
久々の里帰り(←)ですっかり感覚が鈍っていた。
俺としたことが、、、。
俺は黙ったまま賢哉を見つめ続ける。