「ぐはっ――」


「あ、、」



おれとしたことが、またやってしまった。




「ゆ、悠くんっ」



猫被りのまま鼻血を出してぶっ倒れた悠を軽く揺すってみる。




「ご、ゴチです……ふふっ」



気絶とかではなく
どうやらどこかに意識がぶっ飛んでるらしい。


おれには最後の“ふふっ”が、
“腐腐っ”
って聞こえたよ。


それ、おれだけじゃないよね?←←