「やば、どうする?」



塁が眉根を寄せて問うてきた。

悠はよく鼻血を出したり気絶するため
なかなか長い間話ができない。



「前から思ってたんだけど……」


そこまで言ってまた黙った雅。


コイツの言いたいことはなんとなくわかる気がした。

だから、




「“腐男子”だろーな、おそらく」



オレは予測される言葉を続けた。