「なんだよ雅。
今は僕と悠くんが2人で楽しく過ごしていい時間だと思うんだけど?」
オレに向かってそう言った塁の顔は満面の笑みを据えていた。
ただし、眼鏡越しのその瞳には
“なにしてんだテメェ。ちょーし乗ってるとシバくぞおら”
と映っているようにしか見えなかった。
コイツ、まじ鬼畜眼鏡だからね?
みんなコイツの見た目に騙されたらダメ、ゼッタイ!!
「、、、うるせっ。
悠たんと3秒以上見つめ合うのはルール違反だぞ?」
オレはいまだ悠たんの両耳に手を当て、頭を自分の胸の辺りに押し付けたまま、相手を睨む。
こっ、怖くなんてないんだからっ!←←