「悠くんはもっと自分に自信もちなよ。
そりゃ常磐先生も江崎くんも市原くんもかっこいいけどさ、悠くんはこの学校で一番かわいいんだから」
「ありえません!!」
ストレートに伝えたのに本人には全く伝わらないって……
どんだけ無自覚なんだよ(汗)
僕は目の前で必死に首を横に振る人物に哀れんだ目を向けた。
もう少しくらい自分のことを理解していても罰なんか当たらないだろうに。
「な、なんでそんな目で俺を見るんですか!?
もしかして、俺ってそんなに哀れまれるくらい残念な顔なんですか(泣)」
勘違いはもはやとどまることを知らないらしい。
「僕はそんなこと思ってないけど……
ま、悠くんはそんなところがまたいいんだよね(笑)」
僕は悠くんの頭を撫でながら思わず笑みを零す。
ほんと、可愛くて仕方がない。
「そんなところって、ブサメンなところってことですか?
塁先輩ってほんと天使様ですね。
……はぁ、早く咲様に押し倒していただきt「少し黙ろーか(ニコリ)?」
「す、すみまめん……」
こんな妄想されなきゃ一番いいんだけど。
あ、ちなみに僕はタチですよ(笑)