「そ、そうだね……悠くんは可愛すぎとしか、言えることないんだけどな」
僕は、自分のどこを直したらいいかと上目遣いで問うてきた相手に
苦笑混じりに返事をした。
常磐悠。
あの常磐先生の弟にして、
あの江崎祥太郎と市原賢哉を両側に据えるとんでもない強者、、、あるいはただの馬鹿。
僕は彼が転校してきた日から仲良くなりたくて機会を窺っていた。
なんてったって僕は可愛いものが大好きだから!
それが、匡貴が生徒会に入れるなんて言い出すから思いがけず叶ったけど、
だけど匡貴が入れた理由はきっと、、、、
「先輩、それじゃ答えになってません。
てか可愛いのは塁先輩じゃないですか!!
俺なんて屁ですよ屁っ」
この無自覚くんは転校初日にしてファンクラブができたことを知らないみたいだな。
彼らの間では悠たんって呼ばれてる。
、、、ここだけの話、立ち上げたの、僕と雅なんだけどね(苦笑)
まぁ、江崎くんと市原くんが怖くておおっぴらには活動できないから
なかなかバレはしないけど(笑)