「、、、うん。お願いってゆーのはね、君たt「常磐悠だけでいい」



眼鏡くんの言葉に被さった美しいテノールボイス。


顔を見なくたって誰のものかわかるが、
そいつはわざわざ俺の顎を掴んで無理矢理目を合わせて言った。



「俺がほしいのはおまえだけだ」



そしてすっげー真剣な顔でそう付け加えた。