そんな時だった。

木崎が学校を休みがちになった。
学校にきても遅刻してみたり早退してみたり。

成績も悪くない。
回りの子達からも好かれていた。

ただ、木崎ははっきりものを言う子で
的を得たことを言い過ぎるが故
敵も多かった。

好かれるか嫌われるかどっちかで中間がない子ではあった。

そうしているうちに木崎がみるみる痩せていった。
元々細身の華奢な子ではあったがその木崎が細くなっていく。

俺はそんな木崎を放っておけなかった。