中学教師になって4年目の春。
俺はあいつに出会った。

あいつの名は木崎奏子。
木崎は俺の教え子だった。

音楽教師である俺の教え子であり
俺が顧問をしていた吹奏楽部の一人だった。

木崎はクラスで一人はいるムードメーカーだった。
よくケラケラと笑う子だった。