私は走った。

とにかく、とにかく走った。


行き先も、目的もわからず。

考えず。


ただ、涙を流しながら、、、



気づくと私は

屋上にいた。


走った分、涙は乾いていた。


携帯を開くとたいちから

メールが来ていた。


ごめん、、、か。


どうしよう。

許してあげるしかないよね。


そう思って重たいドアを開けた。