『そろそろ帰るか、門のところで待ってろ』





「うん!」






もう少し先生と一緒にいられる♪








門に着き、先生を待っている。


なかなかこないなぁ…





もう、12月。




外は寒い…







あっ!来た♪






私は車に乗り込んだ。





『悪い…!職員室で先生に捕まって…寒かっただろ?』





そう言って私の手を握ってくれた。






「先生の手、大きくて温かい…」







更に手を握る力を強めた先生が


『この手で、こうやって握るのも、抱き締めるのも、頭を撫でるのも…お前だけだ。これからずっと。』







「先生…」





また目が滲んでいく‥







『芽依は泣き虫だな〜(笑)』




そう言って涙を拭いてくれた。







「先生が嬉しいこと言うからだもん…先生、大好きだよ♪」