あれから1時間くらい経ったかな‥
私たちは手を繋ぎ、屋上に寝っ転がっている。
「先生‥?」
『ん〜?』
「いつから私のこと好きになってくれたの‥?」
先生の横顔を見ると、恥ずかしそうにして話してくれた。
『ずっと好きと言う、お前に次第に惹かれて、目が離せなくなった、いつも大胆なのにたまにみせる臆病なとこも放っておけない‥ 海行く前、お前ここで友達に俺のこと相談してただろ?あの時、ここに俺もいたんだぞ‥知らなかっただろ(笑)』
「うそ‥知らなかった‥‥恥ずかしい////」
『(笑)‥その時、本当に俺のこと想っていてくれてるんだと想って嬉しかった。藤沢が現れて、突然お前が保健室にこなくなったりメールがなくなったり‥かなり落ち込んだ。 お前が体育祭で倒れた時は心臓がとまるかと思った‥藤沢のことも聞いて悔しかった…辛い思いさせたな……』
私は首を横に振った。
『藤沢にはちゃんと注意しといたから。』
やっぱり、先生が言ってくれてたんだね…
『ここで、お前が告白された時も俺は何もできずに悔しかった…でも、お前が素直に生きないと後悔するって教えてくれたから、お前に気持ちを伝える決心ができた。俺は逃げていただけなのかもな… 芽依…大好きだ。』
先生がそんな風に想っていてくれたなんて…
また涙が溢れてきた‥
先生が私のほうを見て、優しく微笑んでくれてる‥
私はまた、その笑顔から目が離せなくなっていた…
すると、どんどん先生の顔が近づいてきて………
………ちゅっ…………
触れるか触れないかくらいの軽いキスをされ、今度は優しく何度も何度も、たくさんキスをした……