「どうぞ‥」




『ありがとう。』





「チーズケーキ好きなんですか?」





『あぁ。ケーキの中で1番好きだな。』





「私も、チーズケーキが1番好きです。」





『同じだな!』





久しぶりにみた‥先生の笑っている顔……





──‥トクントクン…





更に、心臓が大きな音をたてて暴れだす…






「それじゃ‥ゆっくりして行って下さい。」






私が立ち去ろうとした、その時…






──交代の時間になったら屋上にきて。待ってる。──






先生は、誰にも聞こえないくらい小さな小さな声で、確かに言ったんだ。







………先生、私泣きそうだよ…