拓真に告白されて、私は理子に相談した。
あの屋上で‥
「理子‥昨日、拓真に告られた…」
「拓真、ついに言ったんだ〜」
ついに?
理子知ってたの!?
「理子、知ってたの?!」
「うん。本人からは聞いてないけど、拓真見てればわかるよ♪てか、気付いてないの芽依だけだと思う。皆だって知ってるよ。」
「そう…だっ…たんだ……」
「芽依は拓真のことどう思う?」
「私は…友達にしか見れない」
「まだ先生のこと好き?」
「………好き。昨日も、拓真に告白された時、先生に見られてた‥返事はどうするんだ?って聞かれた‥ 先生にはそんなこと聞いてほしくなかった。」
「そんなことあったんだ‥、芽依?もう少し、先生のこと待ってみたら? きっと、先生は芽依が気になってるんだよ‥先生は先生なりに考えてるんだよ。好きなら好きのままでいいじゃん!想い続けてればきっと良いことあるよ♪」
「私ね‥ずっと忘れようと頑張ってきた。でも無理なの。大好きで大好き‥‥」
「それで、いいんだよ♪恋する女は輝いていていいよ♪♪」
理子はそう言って微笑んだ。
「そういえばさ、一年の子の嫌がらせはまだあるの?」
そういえば、最近はない…
いつからだろう……
「あっ……先生に意地悪されてるの話した時から……されなくなった……」
どうして……?
「芽依、自信持って!ねっ♪」
理子は何かを確信しているかのように微笑んだ顔をした。
「私、拓真の気持ちには応えられないって言う。ちゃんと気持ち伝える。もう、今までの関係には戻れないかもしれないけど……」
「芽依なら大丈夫だよ!頑張ってね!」
「理子、いつもありがとう!」