屋上で理子と拓真と3人で授業をサボった。
昨日のこと…話さなきゃ……
「芽依、体大丈夫か?」
拓真が聞いてきた。
「そうだよ!昨日誰か倒れたって言うから見に行ったら芽依が倒れてたんだもん〜ビックリしたよ?」
理子が心配そうに聞いてきた。
「二人とも、心配かけてごめんね?もう大丈夫だよ!」
「芽依?昨日倒れた時、真っ先に平岡っちが駆け付けて芽依を運んでいったんだよ!…その時の平岡っちの顔、ものすごく慌てて必死だったよ?」
先生が…?運んでくれた…?
「保健の先生だからでしょ…」
私は冷たく言った。
すると、拓真が
「お前、何かあっただろ?」
私は全部話すことにした…
藤沢さんのこと…
先生のこと…
「昨日ね、言う前に振られちゃったんだ!」
私は、わざと明るく言った。
じゃないとまた泣いてしまいそうだから……