『おい、覗きか?』





突然、上から声がして体が一瞬ビクンとした。






見上げると、先生が立っていた。






「セ‥ンセ‥イ…」



『お前、ずっと話し聞いてただろ』




「…先生、モテモテだね‥(笑)」






『高校生の好きなんて今だけなんだよ』







─‥ズキッ…






「先生‥高校生だって皆、真剣だよ?」





そう、言い残して走って逃げた。