保健室のドアに手をかけ、ゆっくりと開ける。



そこには大好きな先生が待っていた‥



『いらっしゃい。』



その言葉に私はまた涙を流した。





「先生…大好き〜!」




私は先生の胸に飛び込んだ。



頭を優しく撫でる先生の手はいつも安心できる‥


私の大好きな先生の大きな手…




すると、先生は幸せな言葉を私にくれた。

『芽依、卒業おめでとう!これから、俺だけの芽依になってほしい。一生芽依と過ごしたい。おじいちゃん、おばあちゃんになっても隣で笑っていたい。俺と結婚してください。』



先生が頭を下げた。



先生はどこまで私をドキドキさせれば気が済むの?


先生はどこまで私に泣き虫にさせれば気が済むの?



「先生…愛しています。よろしくお願いします。」


私も頭を下げた。





先生…こんなに愛せるのは先生しかいない。

他の誰でもないんだ。

先生にしか愛せない。