「ただいま〜」
あれから、手紙の返事はこないで1日が終わった。
「おかえり〜、芽依明日休みでしょ?今日は春樹くんのお家に泊めてもらいなさい。」
「え?」
「さっき、春樹くんから電話があって、今日はどうしても二人っきりになりたいんでってお願いされたのよ♪」
「先生が‥?」
「お父さんも快く、了解してたから大丈夫よ!」
意味がわからないんですけど…
「早く準備してきなさい。春樹くん来ちゃうわよ?」
「う‥うん。」
──ピンポーン‥
「芽依!春樹くんきたわよ!」
「はぁーい」
私は急いで階段を駆けおりた。
『よっ。じゃ、行くぞ!』
「はい‥」
「いってらっしゃ〜い」
と後ろの方からお母さんの声が聞こえてくる。