次の日‥
学校では先生が校長先生に呼ばれた。
私は理子と校長室の前で、耳を澄ませて聞いている‥
「平岡先生、ある女生徒から先生が生徒と付き合っていると聞きましたが、本当なんですか?」
校長先生が先生に聞く。
『もし、事実だとしたらどうなさるおつもりですか?』
先生…否定してよ……
理子が私の手を握った。
「残念ですが‥やめてもらうしかありませんね。」
『そうですか‥。その女生徒は何を根拠にそんなことを?』
校長先生が溜め息をつき言った‥
「保健室で、抱き合っていたりキスをしていたと。」
『そうですか。』
「言うことはないみたいですね。相手は誰なんですか?」
『言えません。』
「はぁ…先生には、取り敢えず3日謹慎していただきます。」
……先生!
私は中に飛び込もうとした…
でも、それを理子が止めた。
「芽依。今は行っちゃダメ!」
私は泣いた。
どうして……私はこんなにも無力なんだろう……
先生…ごめんね……