先生、大好きだよ。

「先生？なんてお願いしたの？」






『たぶん、芽依と同じこと♪♪』





先生‥私のお願いは、


──いつまでもずっと先生と一緒にいられますように──

だよ。






先生も同じこと思っていてくれたら嬉しいな‥










「先生！お願いがあるの‥」



『なんだ？‥てか、先生ってやめない？春樹って言って。』



/////。

「‥先生は先生だもん。恥ずかしくて呼べない…」







『じゃぁ、お願い聞いてあげない！』





「意地悪‥‥」






『ほら？言ってごらん？』

甘えた口調で先生は言ってくる。






「春‥樹。チョコバナナ…食べたい」






『あはははは(笑)』





「なんで笑うの！？」






先生はお腹を抱えて笑っている。





『チョコバナナって…お願いすること？(笑)』






「だって‥夢だったんだもん…出店で彼氏にチョコバナナ買ってもらうの…」


私はしょんぼりして言うと、先生は笑いながら、




『ほんっと！お前、可愛いすぎ！！』






『芽依ちゃん♪チョコバナナだよ♪♪』



先生はチョコバナナを買って私に渡した。





「ありがとう♪♪」


私は満面の笑顔で先生に言った。







『一口ちょうだい。』



って言い、先生は私が持っていたチョコバナナをパクっと食べた。





私の憧れのシーンが今、目の前で起こってる……





そんな私の姿を見て、先生はまた優しく私の頭を撫でた。