リビングに2人で向かうと、既にお父さんとお母さんがいた。
「二人とも、おはよ。明けましておめでとう。春樹、今年も芽依をよろしくな!」
『はい!こちらこそ、よろしくお願いします!』
「ほら!二人とも立ってないで、こっちいらっしゃい。」
お母さんが私たちを呼んだ。
『「いただきます!」』
私たちは、お母さんの作ったお節を口に運んだ。
『おいし〜、芽依の料理上手はお母さんに似たんですね!』
お母さんは嬉しそうに喜んでいる。
「今日は、初詣に行ってきたらどうだ?」
お父さんの提案で、私たちは行くことにした。
『でも‥あまり人がいないとこがいいな。』
ちょっと出掛けるのだって簡単じゃない。
もし、誰かに見られたらって思うとどこにも行けないんだ‥
「お父さん、良いとこ知ってるぞ!少し遠いけど‥あそこなら人はあまりこない。地元のお年寄りくらいしか。ご利益もちゃんとあるしな!」
私たちは、お父さんに地図を書いてもらって神社に行った。
ちゃんと出店もあるし♪
どうして人気がないのかがわかんない。
『お前のご両親、素敵だな。俺のこと本当の息子のように可愛がってくれて‥すげぇ、嬉しい。』
「そりゃ、私の選んだ人ですから♪(笑)」
『ったく(笑)』
先生は私の頭を軽く叩いてきた。