「次は技術だよ!」
ゆきが言う。
技術かぁ。だるいな…。
顔は死んでるが…
技術をロッカーから取り出すわたし。
「おーい、転入生が見つかったから、紹介するぞー。席つけー。」
え。
今は移動時間…なはずなのに、先生の転入生紹介が始まった…
「なんだよー」
とか
「移動の時間無くなったら先生のせーだよ」
とか
「遅刻てんこーせー??」
…とか。
まぁ事実だけども…
「えー。いまさっき紹介するはずだった、金常時疾風(キンジョウジハヤテ)くんだ」
え。名前、顔に合わねぇな!!!!!
そしてその山を登る用の大きいリュックなに?!
しかも後ろにちゃっかり山登る用の杖あるし!
刺さってるし!
金城時はペコリと頭を下げた。