土方さんは、一通り話終えると私をフワリと抱き締めた。


土「お前が無事で、本当に良かった………」


栞「………ごめんなさい。」





土方さんの腕は、とても震えていた。


どれだけ私が心配を掛けたのか、直ぐに分かるほどだった。


栞「土方さん………」





私がそう呟いて抱き締め返すと、土方さんの腕の震えが収まっていった。


それから、どれくらいたったのだろう。


土方さんは、ゆっくりと私を放すとおでこにキスをした。


一一一ちゅっ


栞「え、えっ………土方さ一一一一一
土「今日は寝てろ。早く治してもらわないといけねぇんだからよ。」