「俺さ…」


「あー!関口が藤井に告白してるー!」



(やっば!)


バスケ部の奴らに気付かれてしまった。


「まじかよー!」


野次馬がどんどん増えていく。

その中に俊の姿があった。


「俺、前から藤井が好きやってん!」



(このタイミングで言わんといてー!泣)



関口くんは真っ赤になりながら
私に告白してきた。


「ヒューヒュー!藤井答えたれよ!」


(あっち行ってほしー!!)


私は俊の目が気になって仕方なかった。