体育館の裏まで呼び出され一言。

「どーしたんー?」


わかっていたけどあえて聞いてみる。


「急にごめんな。」


関口くんは5年生の時
一緒のクラスだったけど
あまり話した記憶はない。


「あのさ。わかってると思うけど…」



体育館の中から声が聞こえる。
バスケ部の人かな?


(早く済ましてー!)

この場面を誰かに見られたら
確実に冷やかされる。


そうなるとフリにくい
空気になるのがわかっていた。