「なーに仲良さそうにしゃべってるんー?」



(ギクッ)

振り返れば不満そうなむっちゃん。


「ん?大したことないよ!」



「優ずるいー!俊くんのとなり!」


「むっちゃんも1番前で
勉強集中できますなー(笑)」


「あほー!勉強なんて
これっぽっちもしてやらん!(笑)

優席隣やし、私のこと
プッシュしといてよ!」



「わかってます!じゃあね!むっちゃん!」



「優ばいばい!また明日!」



私は新しい席が少しだけ気に入っていた。