「優何番?」


「19!」


(19…19…。)


「あ!真ん中の列の1番後ろ!
ラッキー♪むっちゃんは?」


「えー。窓側の1番前!(;o;)」


「うわー離れてしもたね。」


真ん中の列だけど
1番後ろの席だったので一安心。


むっちゃんは不機嫌そうに
机を移動させていた。




ガタガタッ。


「あ。よろしく!」


隣から聞こえたその声は、俊だった。


「あ…。よろしく!」


(うわー。俊の隣かー。泣)


周りの女子の目線が痛い。
その中にはむっちゃんのもあった。


(後で何て言われるやろう…。はあ。)