『わかった。・・・帰るね』




バッグを持って出て行った彼女。




一応、アイツに連絡しておくか。





プルルル  プル・・・



『はい?』





「あ。俺だけど」




『おう。どうした?』



「最近お前の彼女、傷増えてるだろ?」





『え。あぁ、でもこけたとしか言わないから・・・』




「お前それでも男かっ!?聞けよっ、理由をっ!!元彼にストーカーされてるらしいぞ」







『・・・は?何だそれ。意味わからねぇ』




「・・・俺の家出てったばっかだから、追いかけろよ。事情ちゃんと聞けよ」





『あぁ。ありがとーな。またな』