これからどうしよう・・・・・・・・・・・・・町はずれの路地でぼーっとしていた。

会社をまた興すにはお金がないし、なんかできる才能がこれとてあるわけでもない。


とりあえず今日は最後の晩餐と行こうか、常に死が頭をよぎる・・・。

近くの居酒屋風のレストランに入ったそこはさびれたレストランだったが品のいい調度品と上

品なマスターがいて、バックミュージックが始まった6時になるとライブが始まるらしくざわ

ざわと観客席が動いていた、暗闇の中ライブが始まった。

それはどことなく南国を思わせる曲でボサノバというのか死を覚悟した男には心地が良かった

そっか音楽作ろうーなんとなく思い出して音楽を作ることを考え出した。

だが自分には才能があるんだろうか??歩かないかわからないがとりあえず音楽の世界にはい

入ってみようと思った。

加山雄三だって卵一個で音楽で借金返したしなーなんて思ってた幸い男には学生時代にギター

を弾く趣味があった。

とりあえず生きる気力だけ取り戻した。

いきようー生きてさえいればいいんだ。

何かの本で読んだことがある生きてるだけでいいんだよーもう死ぬなんて馬鹿なこと考えない

でおこうと思った。

家路についた外は冬で多少木枯らしが吹いていたマフラーを取るとどっかと椅子に腰かけた。