俺は、恥ずかしさを紛らわすように なるべく自然に話せるように話を続けた。 会話は屋上のことになった。 俺もあいつも屋上が落ち着く場所みたいだ。 話してるうちに、最初は警戒しているようだった奏でも、打ち解けてきたみたいだ。 だってその証に、あの綺麗な笑顔を見せてくれたから。 何年ぶりだろうか…。 大好きこの笑顔を俺に向けてくれたのは…