なんか今普通に麻友と話せてる。
薄い壁がなくなったってカンジ♪
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「絢帰るぞー」
放課後、あたしは颯と帰る。
「じゃあ麻友ーあとでー」
「ばいばーい♡2人ともっ♪」
麻友に別れを告げ2人で帰る。
2人とも黙ってるからちょっと空気が重い…。
「昼は…ごめんっ」
あたしはこの空気をどうにかしたくて颯に話しかけた。
颯の反応が…怖い。
「ん…」
…………
えぇ!
それだけっ?
「え…あっ…それだけ?」
なにもなさすぎて聞き返してしまったあたし。
「まぁ…用事あったんだろ?ならいーんじゃね?」
「そっか…」
なんかなにも思ってないみたいでよかった。
颯のこと無視して行っちゃったから心配だったし。
「…でも」
「でも…?」
"でも"なによ?
なんかその後になにかがあるみたいで怖い…。
「無視して行っちゃったから…どうしたのかなって心配した…」
やっぱりなんか思ってたんだ…。
「ごめんね?無視して…。でもなんもないから心配しないで?」
そう言ってニコッと笑った。
「おう。」
すると、颯も笑いかけてくれた。