「みなみのクラスは2―5だ。」

ふーん、5組ね。

「ありがとっ!」

っと言ってウィッグをかぶって部屋を出ていこうとした。  すると、

「待て、みなみ。もしなんかあったらすぐに俺に言うんだぞ?」

やけに真剣に透兄が言うもんだから、私は笑って、

「男子校ではなんもおこらないよ...」

と言って部屋を出た。後ろで、なんか言ってたけど、気にせず出た。