「由梨花~今年も俺が由梨花のほしいもの当ててあげる♪」

「やれるもんなら、やってみな~(笑)」

久しぶりに、こんなにまさと笑ったな~
やっぱり…幸せ以外のなにものでもないよ…
あの言葉の意味は…何なの?
ねぇ…まさ…教えてよ…

「由梨花…」

「なに…っ?!」

わ、わ、私…いま、まさとキスしてる?!

まさは、私が苦しがってるのを察して、お互いのそれを離した。

息切れが…

まさ…やっぱり、変だよ…
何をあせっているの?

それから、まさは、
宝物を見つめるかのような目で
私を見つめて、優しく優しく、抱きしめた…

何年ぶりだろうか…小学校の時、迷子になって泣き止まなかった時以来かな…

まさは、ぼそっとつぶやいた…
私には、聞こえたよ…
まさが言った言葉。