ついに、明日は体育祭。

私は、運動音痴のだから障害物競争にした。

龍斗は、運動神経抜群で100mリレーになった。

私は、明日の体育祭でドジしないか不安だった。

放課後の体育祭の準備が終わり、グランドから教室に戻り帰りの準備をした。

その後、龍斗も来た。

『お疲れ様ー!』

龍斗は元気良く私に言った。

『お疲れ様っ!本当に疲れちゃったよー!』

『ははっ、俺は足は疲れたけどあとは大丈夫っ!』

龍斗はそう言ってニコッと笑った。

私は、ドキッとしたまま何も話せなかった。

『薫、一緒に帰ろー!』

『あっ、うんっ!』

いきなりでビックリした。









私と龍斗は下駄箱へ向かった。

『私、明日の体育祭でドジしないか不安なんだ…。』

『それは、俺もだよ?』

『私、運動音痴だから、絶対に障害物競争でも駄目なんだよねー…。』

『薫?ドジっても俺はいいと思う。それが結果になると俺は思うよ?』

『結果?』

『うんっ!ほら、テストだってそうじゃん?間違ったら次間違えないようにしようって。だから、それと同じ。まぁ、体育祭は年に1度しかないけどな。』

『そうだよね!逃げちゃ駄目なんだよねっ!』

『おうっ、だから明日は頑張ろうなっ!』

そう言ってまた龍斗はニコッと笑った。









それから、数分話していつもの別れ道。

『んじゃあ、俺あっちだから!』

『うんっ!バイバイ!』

『バイバーイ!』

龍斗と別れボーッと歩いた。

1人になるといつもこんな感じ。

さっきまでが、夢のようだった。