『委員長、今日暇?』

『えっ!?あっ、うん…。』

いきなり、話が変わってビックリした。

『んじゃあさ、どっか行かない?ここじゃあれだし。』

確かにそうだ。

『うん!そうだね!』

私と西井君は外へ出た。









やっぱ、外は暑い。

『外、暑いね!』

私から頑張って話し掛けてみた。

『だよな!真夏日だし。』

『西井君って何部?』

同じクラスなのに、わかっていない。

聞いたのまずかったかな?

『俺は、バスケ部!委員長は?』

あっ、私のもわかってなかったのか。

少しホッとした。

『私は、帰宅部なんだ!部活ってめんどくさそうだし。』

『へー!委員長でもそんなこと思うんだ!』

『どういうこと?』

『委員長って、真面目でなんでもやりそうなイメージだったからさ!』

私は、少しいじけた。

『私だって、普通に思うよ…。』

『ははっ、ごめんごめん!』

そんな、くだらない会話をしながら歩いた。