『あっ、薫!テスト勉強!』

龍斗が、慌てて言った。

…あぁぁぁぁぁー!!!

忘れてた…。

時計を見たら、あと10分しかない…。

『はぁー…。』

私は、落ち込んだ。

もう、点数やばい決定。

『まぁ、薫は頭いいから大丈夫だろ?』

そう言って龍斗は、私の頭をポンポンっと叩い た。

私は、カァァァァっと顔が熱くなった。








HRが終わりついにテスト。

『よーい、はじめっ!』

先生の合図で一気にプリントを捲る音が聞こえた。

私も、プリントを捲り名前から問題へ目を移した。









テスト1日目が終わった。

『薫!テストどーだった?』

龍斗が話し掛けてくれた。

『んー、まぁまぁかなー…。』

いつもより勉強してないし…。

『薫のまぁまぁは、俺にとっては高得点だな!』

『そ、そんなことないよー。』

私は、今回本当にやばいっ!

『さぁーてと、薫は今日暇?』

『うっ、んまぁ…。』

『じゃあ、ちょっと付き合ってくんね?』

『あっ、うん。いいよ!』

『ありがとう!』

龍斗は、ニコッと笑った。

その笑顔に私は、ドキッと来た