「マジで!!お前ら付き合ってんのか!」


「いつ知り合ったの!?」




皐月と坂田が付き合い始めたと
聞いた時の俺と渚の驚き様は
異常だったと思う



「そっか渚は知らないんだ。三日前にうちが渚の伝言を伝えに行った時に皐月と出会ったの」



「それにしてもお前ら出会ってから付き合うまで早すぎだろ」



「そうか?運命の出会いってやつだろ笑」



「皐月は運命とか信じるんだ」



渚の言葉はどこか皐月をけなしているようだった



「渚ちゃんは信じないのか?」




「うん。信じない」








俺は知らない
渚がなんで曖昧なものが嫌いなのか







「そうだ!今度Wデートしよ」





坂田がうまく話を切り替えた





「いーね。さすが俺の百花」




「楽しそうだね。燐、行こうよ」




「よし!いくか」






渚があんなノリノリになるとは思わなかった

笑ってる時の渚は大好きだ




「で、どこに行く?」



「逆に百花はどこに行きたいの?」




「うちは遊園地がいい」




坂田のリクエストはあるあるパターン
で面白みがない





「じゃ遊園地で」




ここで渚がokを出すとは思わなかった




「んじゃ、そっからの計画は俺と皐月でたてるよ」




そう言って今度の土曜日に俺たち四人は遊園地にデートしに行くことになった