燐side


俺の顔をあげた渚の手は妙に冷たかった


つい強めの口調で言ってしまった


もうダメかもなんて思った



渚の言葉はどこか理屈付けをされているような気がした



確信した










渚はいつも近くにいるような気がするけどどこにもいない