私は葛城 くるみ。

去年から託児所でアルバイトをしている。

田舎町の海辺に沿って作られたこの場所で6人の子供達と

先輩の玲衣(レイ)さんと園長先生の北村先生と毎日楽しく過ごす


「くるみちゃーん、ごはんー!!」

「はいはい、ちょっと待ってね、今運ぶよー」

返事もそこそこに、私はお昼ごはんを両手に運ぶ。

キッチンから出て真っ直ぐ廊下を進んでいると、玲衣さんの声
「シン君、どこいくの?!」

「トイレー!!げきやばレンジャー突撃ぃ~!」
「あ~!!ずるい、おれも~!!チャキーン!」

「もー、しんたろー君もかずゆき君もうるさい~!!私たち、女の子の前で暴れないでよー」
「そうよぉ、泉ちゃん泣きそうだしー、ほら。じん君みたいにしてないと、つぼみ怒っちゃうんだからねぇー!!」