私はもがく少女に馬乗りの姿勢で座り込んだ。

そして右手を天高く掲げ、心臓目掛けてそのまま突き刺した。
それも何回も何回も。

血しぶき、心臓の感触、また血しぶき。

繰り返される心地よい感触に自分の体が今までになく震えている。

そして、衝撃で小さく体を跳ね上がらせていた少女も遂には動かなくなった。

「あっ、死んじゃいましたねこの子。さあ……山に行きましょう」

勝俣はガタガタと歯を鳴らして私に怯えていた。